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頑張れ!ニート 
「働かざるもの喰うべからず」なんてコトワザを知ってか知らずかニートが急激に増えてまんなぁ。ええとか悪いとかいう前に「ほんま、結構な時代になったもんや」と思いまっせ。働かんでも食べていけるんやから、うらやましいこっちゃ!
長引く景気の低迷で働きたくても働けない人が大勢いるというのに自ら望んでニートになれる環境にあるなんて信じられへん。すべてのニートが大金持ちのご子息であれば、分からんでもおまへんが、そんな裕福な家庭はほんの一握りとちゃいまっか。ひょっとしたらお金のなる木を持ってんのかもしれまへんな。ほんまにそんな木があるんやったらウチにも欲しいわ。とにかく、働かないということは、働くことの素晴らしさを知らずに育ったということでっしゃろ。
働くことの意味や大切さ、そして、魅力を教えるのも金銭教育のひとつ。現在の若者のニート現象はまさしく、金銭教育の欠如がここにも出てると思いまっせ。
小学校や中学校で金銭教育の授業を行う際に、事前にアンケートを取ることがありまんねん。その中で「将来、どんな仕事をしたいですか?」と問い掛けると、学年が上がるとともに「特になし」や「決めてない」といった答えが多くなりまんねん。年齢を重ねるほど仕事に対して「夢」や「希望」が薄れていく現実に結構ショックを受けまっせ。家庭でも、学校でも、「いい学校に入って、いい会社に就職する」という型どおりの路線を子どもに押し付けているように感じまんな。子どもにとって「いい学校」とはどんな学校なのか?「いい会社」ってどんな会社のことなのか、大人は真剣に考えてまっか?子どものためと言いながら、見栄や世間体を気にしているだけじゃおまへんか。それじゃ、子どもがあまりにも可哀想。一人一人顔が違うように才能も違いまっせ。違う才能同士が協力し合って社会が成り立っている訳で、それぞれが何らかの役割を持ってこの世に存在していると考えるべきやと思いまへんか。でも、大人のひいた路線から外れた者は、人生の脱落者でもあるかのように評価される傾向は否めまへん。受験戦争に勝ち残っていくための教育も大切ですが、個人の将来を見据えた教育が今求められているんとちゃいまっか。「自分に何ができるのか?」「自分は何がしたいのか?」で悩んでいるニートがたくさんいると思いまっせ。
幼い時に独自の特性を発見し、育て磨いてきたなら、やりたい仕事(夢や希望)を早い段階で見つけることができたでしょう。そして、そのための努力や苦労は決して惜しまないと思いまっせ。親も我が子の特性を早い段階で見抜き、その特性が活かされるようにフォローしてあげてはどうでっか。見栄や世間体を気にする前に我が子の良いところ、得意なことや好きなことなどを気にかけて伸ばしてあげることに全精力をかけるのも親の大きな役割でっせ。しっかり子どもを見ていれば見えてくるもの、それこそが子どもの未知なる可能性でんねん。
家庭でも学校でもその可能性を伸ばす教育を取り入れていくべきで、そのひとつが金銭教育であることはいうまでもありまへん。「そんな暇があれば、受験勉強の授業をしてほしい」とクレームをつける保護者がでてきそうですが、子どもの将来を見据えた教育をしていかなければ、もっとニートは増え続けると思いまんな。まずは、家族で仕事について話し合う時間を持つことと家庭を支えてくれる人(両親)に対する感謝の気持ちを忘れないようにすることから始めてはいかがでしょうか。「働くこと」と「お金」との関係は身近なところから時間をかけて考えることが大切でっせ。
最後に「ニート」達へ
「ニート」という言葉がトレンドでカッコよく聞こえるかもしれまへんが、金銭面や精神面で家族に迷惑を掛けているなら、どんな言い訳をしても「親不孝者」であることはいうまでもおまへん。自分の人生において自らが「主役」を演じ、「監督」「演出」「脚本」を考えて人生のシナリオを作らんとあかんのです。そして、世界で唯一の人生ドラマが完成しまんねん。
今、ニートでもがいている人達、夢を信じてニートをしている人、頑張れ〜!その苦しみや辛さを力に変えたなら、誰よりも素晴らしい人生ドラマが完成しまっせ。まずは、勇気を出して一歩踏み出すところからはじめまへんか!
[筆者]いちのせ かつみさん
ファイナンシャル・プランナー
日経マネーより
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